大社由来の伝説の温泉

大社由来の伝説の温泉イメージ

神が導く湯、湯が導く縁

日本各地に湧く温泉は優に三千以上。中でも古い歴史と伝統を有する温泉には、神話に端を発するものが少なくありません。"神の湯"として親しまれてきた諏訪の温泉にも、神様が登場する開湯伝説がいくつか。その主人公となるのが、諏訪大社に祀られている建御名方神(たけみなかたのかみ)と妃神の八坂刀売神(やさかとめのかみ)です。

神代の昔―― 建御名方神とケンカをした八坂刀売神が諏訪大社上社から下社へお移りになる際、化粧用の湯を綿に含ませ、湯玉にして持ち帰ります。途中、湯の雫が落ちたところに湧いたのが上諏訪温泉。下社に着いて湯玉を置いたところから湧いたのが下諏訪温泉で、この神話に基づいて「綿の湯」と名付けられました。心の汚れた人がこの湯に入ると湯口が濁ると言われ、「湯口の清濁」として下社の七不思議のひとつにも数えられています。

また、蓼科温泉にはこんな神話が―― 大国主命(おおくにぬしのみこと)の次男として生まれた建御名方神は、出雲の国譲りを迫る建御雷神(たけみかづちのかみ)と力比べの末、母の奴奈川姫(ぬなかわひめ)、妻の八坂刀売神と共に、信濃国へ。地元の人々が大勢集まって彼らのために三つの穴を掘り、神様たちはそれぞれ蛇に姿を変えてその穴に入り、身を隠したとされています。大変暖かく、快適だったその三つの穴はいつしか「三室(古くは御室)」と呼ばれるようになり、やがてそこで見つかったのが「蓼科三室源泉」であると伝えられています。

ちなみに、下社秋宮で参拝者を迎えているのは全国でも珍しい「御神湯」の手水舎。湯口は竜神伝説にちなんで竜の口、流れ出るのは少し熱めの天然温泉で「長寿湯」とも呼ばれています。何千年という時を経て、今も神話の世界に通じている諏訪の温泉。神様とのご縁を感じながらお湯につかれば身も心も温まり、自然と清められるようです。

 

「上諏訪温泉」

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諏訪湖東岸に広がる信州有数の大温泉郷。全国屈指と言われる豊富な湯量を誇り、湖畔では足湯や間欠泉が楽しめます。泉質は単純温泉、アルカリ性単純温泉、炭酸水素塩泉など。温泉街には大型ホテルや旅館をはじめ、バラエティに富んだ美術館や博物館があり、立ち寄り湯だけでなく湖畔の散策も楽しめます。

お問合せ・詳細は

(一社)諏訪観光協会

 

「下諏訪温泉」

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江戸時代には中山道と甲州道中の交点として、また温泉のある貴重な宿場町として、その名を知られた下諏訪。かつての本陣が残る町並には歴史ある旅館が軒を連ね、昔ながらの風情を醸し出しています。泉質は硫黄塩泉、塩化物泉、単純温泉など。気軽に立ち寄れる共同浴場も多く、地元の人はもちろん、旅行者にも好評です。

お問合せ・詳細は

下諏訪観光協会

 

「蓼科温泉」・「奥蓼科温泉」

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標高1200mを越す高原に位置し、古くから保養地として賑わってきた蓼科温泉。一説には、武田信玄の隠し湯だったとも伝えられています。泉質は単純泉が主で、泉温は約30~67度ほど。リュウマチや胃腸病のほか、肌がすべすべになって美容効果も期待できるそうです。冬場はゲレンデ帰りに利用する人も。

お問合せ・詳細は

茅野市観光情報サイト

 

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