諏訪大社上社 山出し

諏訪大社上社 山出しイメージ

平成28年 4月2日(土)・3日(日)・4日(月)

急坂を下り落ちる、川を越える。豪快にして壮麗。

「めどでこ」に若衆がまたがる

kamisha_yamadashi.jpg4月初めの3日間をかけて、約20kmにおよぶ御柱街道の山出し。綱置場から、本宮一之御柱をはじめ8本の御柱がいよいよ動きだします。「心をそろえてお願いだ」の木遣りが響き、氏子たちは「ヨイサ、ヨイサ」と声を合せ、揃いの法被・腹掛け姿で太い綱を引きます。上社の御柱の特徴は柱から角のように突き出す「めどでこ」。ここに鈴なりに乗る若者たち、おんべを振る者、梃子棒で柱の方向を定める者、山出しは厳粛かつ勇壮に始まります。
そして、大きく張り出した「めどでこ」の先端が道の両側の民家の軒先に触れそうなほど近づく第一の難所、穴山の大曲。木遣りの声を合図に、曳き綱を引き、一気に木落しまで曳かれ、1日目の行程を終えます。

 

坂から川へ、息呑むクライマックス

木落し坂2日目の難所は、斜度27度の木落し。
断崖上から御柱の先端が見えます。数万の大観衆を眼下にして「ここは木落しお願いだー」の木遣りのひと声が響き渡ります。めどでこに大勢の若衆を乗せたまま、御柱は、土煙を上げながら一気に急坂を下ります。
落しを過ぎると、山出し最後の難所、宮川の川越しです。御柱を雪解け水で洗い清める意味があるといわれています。めどでこを左右に振りながら静かに水に入る柱、水しぶきも豪快に一気に落ちる柱、皆ずぶ濡れになりながら川を渡ります。

川越しを終えた8本の御柱は、安国寺の御柱屋敷に曳き揃えられ、一ヶ月後、5月の里曳きまで待つことになります。

 

曳行マップ

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marker_kamisha_y1_01.png綱置場

甲高い木遣りが響き、御柱は綱置場を出発します。
上社の御柱の特徴である「めどでこ」に乗っておんべを振る者、
梃子棒で柱の方向を定める者、取り巻く観衆。
それぞれの思いを乗せて上社の山出しが始まります。

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marker_kamisha_y02.png難所「穴山の大曲」

第一の難所、穴山の大曲。道が狭い上に屈折しており、
巨大な御柱をうまく操ってスムーズに通過させるのは至難の業。
木遣りの声を合図に、男綱・女綱と呼ばれる曳き綱を引き、
梃子棒をかませ、御柱はゆっくりとこの難所を通過していきます。

marker_kamisha_y03.png子之神前

1 日目の行程を終えた御柱は、子之神で一泊するのがならわしでしたが、
最近は一気に木落しまで曳くことも多いようです。

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marker_kamisha_y04.png木落し

2日目の難所は、斜度27 度の木落し。
めどでこに大勢の若衆を乗せたまま、御柱が一気に急坂を下ると沸き起こる拍手と歓声。
木落しは、男たちの度胸の見せ場であると同時に、元綱係や梃子衆の技の見せどころ。
大歓声の中、御柱は技と度胸によって坂を下ります。

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marker_kamisha_y05.png宮川の川越し

木落しを過ぎると待ち受けるのが、山出し最後の難所、宮川の川越しです。
御柱を宮川の雪解け水で洗い清める意味があるといわれ、
水温10度以下の身を切るような冷たい流れに、我先にと飛びこむ姿は壮観です。

marker_kamisha_y06.png御柱屋敷

川越しを終わった8本の御柱は、
安国寺の御柱屋敷に曳き揃えられ、5月の里曳きまで安置されます。
そして山出しから一カ月。
晴れの舞台を待っていた御柱に、
いよいよ華やかな里曳きの時がやってきます。
御柱屋敷を出た御柱は、各社に向かってゆっくりと優雅に進みます。

1.綱置場

2.難所「穴山の大曲」

3.子之神前

4.木落し

5.宮川の川越し

6.御柱屋敷